沖縄旅行で歴史を勉強!最北端のやんばるの観光名所「辺戸岬」で歴史を学び絶景を眺める

やんばる







おはようございます、こんにちは、こんばんは!
トッシー(@tossytabito)です。

前回の記事では、大石林山を特集し、沖縄北部「やんばる」の大自然を
感じていただけたかと思います!

引き続き、やんばる国立公園の中の、おすすめスポット紹介いたします!
今回紹介するのは、沖縄本島最北端の「辺戸岬」についてです!

旅行雑誌のやんばる特集記事には、定番スポットとして掲載され、
かなりの絶景スポットなんですが、沖縄本島の最北という場所柄、
那覇市内からは遠く、残念ながら、行くことをためらう方も多いかと思います。

確かに遠い・・・、それは間違いないんですが、
ここには素晴らしい景色が待っていますので、
是非とも行っていただきたいスポットなんですよ!

「やんばる」は私の大好きな場所でもありますので、
今回の記事で、少しでも、辺戸岬に興味を持っていただき、
一人でも多くの方が、「やんばる」へ足を運んでいただけましたら、
とても嬉しいです。

沖縄本島の最北端の地「辺戸岬」の場所と行き方について


それでは、辺戸岬の紹介を始めたいと思います。
まずは、辺戸岬の場所と行き方について、説明させていただきます。

辺戸岬の場所


沖縄本島の最北端に位置しています。
住所としては、沖縄県国頭郡国頭村に属しています。
沖縄本島南部に位置する那覇空港からは、約125Kmの距離となっており、
ちょっと離れていますね~
(ちょっとどころじゃないだろぉ!っとツッコミが入るかもしれませんが・・・笑)

辺戸岬への行き方


那覇空港からレンタカーで向かう場合、
那覇空港自動車道に乗り、そのまま沖縄自動車道(有料高速道路)に入り、
そのまま許田ICまで走りましょう。
許田ICを降りたら、名護方面に向かって進み、国道58号線に入ったら
ひたすら直進し北上します。片道2時間強の距離となります。
安全運転で行きましょうね!

辺戸岬の2つ石碑から見る沖縄の歴史。本土復帰を願い、与論島との交流の地

辺戸岬に到着すると、まず、かなり風が強いことを感じます。
その強風吹き荒れる中、岬に建っている2つの石碑がございます。
この石碑は、戦争に翻弄された沖縄の歴史について、語り続けています。

日本祖国復帰闘争碑


第二次世界大戦で激戦地となった沖縄は、
1945年に、アメリカ軍の統治下に置かれます。

アメリカ軍は軍施設を建設する為に、住民の集落や農地を強制的に接収するなど、
強行策を打ち出し、沖縄各地で住民との対立が広がっていきました。

このようにアメリカ軍と住民との間に、軋轢が生まれて、
住民の中からは、より日本への復帰の想いが強くなってきます。
そして、沖縄県祖国復帰協議会が結成されました。

結成後は、デモ行進を実施すると共に、
辺戸岬付近の海上にて、与論島との交流集会も開かれていました。

そのような経緯を経て、ついに、1972年に沖縄が本土に復帰、
27年続いたアメリカの統治時代が終わりました。

その本土復帰までの長き闘いとその想いを忘れない為に、この石碑が建てられています。

与論島・国頭村 友好記念碑


沖縄本島の北部に位置する与論島もまた、戦争により悲しい歴史を歩むことになります。

沖縄同様、与論島も、戦後、アメリカの統治下におかれました。
1953年に奄美が本土復帰すると同時に、与論島も日本に返還されました。

ただ、すぐ近くに見える沖縄本島は異国。
同じ文化、同じような言葉を話すのに、距離は近いが、異国で遠い国。

与論島と沖縄の人々は、沖縄返還に至るまで、
辺戸岬近くの北緯27°線の海上で交流したり、互いの海岸で火を焚いてエールを送りあいました。
そのように互いに想い合った与論島・沖縄国頭村との友好の証として建てられた記念碑となります。

沖縄本島最北端からの絶景!透明度の高い辺戸岬の海を眺めよう!

辺戸岬は、大石林山と同じく石灰岩から成るカルスト地形です。
カルスト地形とは、石灰岩が雨や風によって侵食されて出来た
珍しい地形となります。

それでは、辺戸岬からの眺めを紹介していきたいと思います。

風も強いこともあり、荒々しく波が打ち付けられていますが、
遠くまで見渡せる海の眺めは最高です!
この景色を見ているだけで、嫌なことを忘れていきそうです。
海のパワーって凄い!


海の水平線も非常に綺麗です!

見て下さい!この透明度!
観光客がそれほど多くないことや潮流の激しさが影響してか、
岬、海ともにゴミが殆どありません。


海とは反対側を眺めれば、前回紹介しました大石林山が聳え立っています。
やんばるは、緑と海の調和が素晴らしいです。


ここらか見える、あの巨大な鳥は・・・。
勿論、本物の鳥ではありません!
また別の記事で紹介致しますが、やんばる国立公園の固有種の
ヤンバルクイナをモチーフとした展望台です。

辺戸岬からの眺め、いかがでしたでしょうか!?
少し遠いですが、是非、行ってみてくださいね!

辺戸岬のまとめ

・那覇より、車で2時間強の道のりであり、少々遠いことから、
行くことを躊躇されがちですが、辺戸岬は、その労力に相応しいぐらいの
美しい絶景があります。

・辺戸岬には、戦争に翻弄された沖縄の歴史を語る上で、重要な場所であり、
アメリカ統治時代は、目の前の本土(与論島)との交流が行われました。
日本祖国復帰闘争碑と与論島・国頭村友好記念碑は、
是非見ていただき、沖縄の方々の辛い忍耐の歴史を決して忘れることなく心に刻みましょう。

・辺戸岬からの海の透明度は非常に高く、素晴らしきビューポイントです!
この美しい景色を見て、スカッとしましょう!

沖縄旅行で北部にあるやんばる国立公園のパワースポット『大石林山』を散策!

2018年4月21日